ギンナン

そろそろ寒さも厳しくなり、屋外で絵を描くのもツラくなってはきたが、そんな弱音を吐くくらいなら、そもそも外で筆なんぞを握らず家で絵を描いていれば良いもの。寒ければ寒いなりの絵が描けるさと言い聞かせ出かけた。

日本人にとって馴染み深いイチョウだが、さかのぼれば2億年前から地球上に存在していたいわれている。さしずめ樹木版の生きた化石だろうか。現代では自生している個体がごく僅かであるために絶滅危惧種に指定されている。中国で「ヤーチャオ」と呼ばれていたものが訛って「イチョウ」と呼ばれるようになった。火に強いことから昔から防災用に街路や寺社に植えられ、関東大震災の大火にも耐えた話はよく知られている。したがって住宅で用いるならば敷地の外周部ということになるのだろうが、個人邸に銀杏を植える人はかなり少なくなっているように思う。
落ち葉の処理を嫌がるからだろうが、黄色い絨毯もなかなか美しいものだと僕は思う。

ここ数年の暖冬のせいで、銀杏が色づくのが遅くなってきた。しかしもうすぐ12月、銀杏散りやまずの季節はもう近い。
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