すみだ北斎美術館

すみだ北斎美術館がオープンしました。大変な盛況で平日だというのに20分待ちでの入場となりました。実はオープン前にも見学をしたのですが、やはり人が大勢入ってこそ生きた美術館だと思います。日本人の誰もが知っている江戸の芸術家、葛飾北斎は90年の人生のほとんどを墨田区域で過ごし、美術館の構想30年の末、ついに竣工オープンしたのでした。

すみだ北斎美術館
すみだ北斎美術館

プリツカー賞、日本建築学会賞、吉岡賞他多数受賞されている妹島和世さん設計の建築だけでも必見と言えるのでしょうが、展示も素晴らしい。常設展はもちろん今回の企画展「北斎の帰還」も素晴らしく、みなさん立ち止まって凝視するためなかなか列が進まないほどでした。4階ロビーからは東京スカイツリーの方角へ慎重に窓が切り取られ、墨田区の風景を楽しめます。外部空間も面白く、四方からアプロープができるように建築に切れ込みが入れてあります。スケール感も程よくヒューマンな印象です。

四方からアプローチができる。
四方からアプローチができる。

ただ残念なのは、妹島さんの建築と前面の公園が一体として設計されていないことです。役所の担当課がそれぞれ違うのです。そのため道路公園課は建築に配慮しないで遊具を建築の真正面に配置してしまいました。地元では反対意見もあったそうです。美しい絵に落書きができないように、優れた建築を邪魔するようなことは避けるべきだったと思います。北斎の絵に落書きは出来ないでしょう?

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