サニーデイ・サービス「セツナ」

学生の時にタワーレコードで「若者たち」というCDを買いました。サニーデイ・サービスのデビュー作ですが、透明感のある美しいメロディがすっかり気に入り、以来20年近くのファンです。「東京」「コーヒーと恋愛」「ここで逢いましょう」「さよなら!街の恋人たち」どれもこれも良い曲です。

昨年の夏に「DANCE TO YOU」という新譜が発売されたのですが、収録されている曲に「セツナ」という作品があります。ボーカルの曽我部恵一さんがYOUTUBEでMVを公開しているのですが、これは秀逸な作品です。

ピンク色のワンピースを着た女性(伊豆雛 刹那=廣田朋菜さん)が踊っているのですが、奇妙な中毒性があるというか、なんというか脱力系とも違う。どなたかが書いていますが、最近のアイドルグループへのアンチテーゼという考え方もありかなと思います。「あー、別に何回でもいいよ」というか何回も見てしまいます。

それにしても、終わり方の解釈はどうすれば良いのでしょう?歌詞にある通りに、魔女が呪文を掛けたということなのか?とても印象的な最後です。川原康臣監督の「寝てるときだけ、あいしてる。」と同時上映もされたのだとか。

曽我部恵一さんは「DANCE TO YOU」のために50曲をつくり10曲を新アルバムに収録することにしたそうですが、なんとそれをボツにしてゼロからやり直したとインタビューで答えています。物作りへのこだわりが強ければ強いほどプロとして信頼できるわけで、安易に作品を量産する人は後に遺るものを作れないような気がします。それは建築も同じことです。

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