JIA杉並「建築家の本棚」

海外に旅に出る前や旅をしたくなった時、国会図書館まで観に行く本があります。 それは、A.D.A.EDITA Tokyoから出版された「世界の村と街」というシリーズ本ですが、写真家の二川幸夫さんが撮られ…

地産地消のはなし

日本建築家協会JIA会館1F 建築家クラブにてシンポジウム「これからの時代、土の建築ができること」に参加しました。 パネリストはフランスからジャン=マリー ルティエック氏、シルヴィ・ウイーラー氏、日本…

田野畑村の机浜番屋群

宿泊先の久慈を早朝に出発し、初めて三陸鉄道に乗った。 太平洋を見ながら揺られること50分、さらに田野畑駅から相乗りタクシーに乗りこみ、目的先である田野畑村の机浜番屋群に向かった。道中、運転手から震災当…

奥飛騨 板蔵の里

高山本線の坂上駅で降り、種蔵集落のスケッチをしようと思いましたが、現地まで徒歩5kmでバスやタクシーは見当たりません。仕方なしに歩き始めましたが、土砂崩れで通行止めになっています。あきらめて駅に戻る途…

知多半島で考える

知多半島の常滑という街に行った。 焼物で有名な三河・尾張地方の丘陵の大部分は、東海層群と呼ばれる柔らかい良質な地層からなっている。ゆえに古墳時代からこの地に焼物産業が勃興したわけだが、ガスなどない時代…

三河湾の黒真珠

前日に宿泊した焼津のホテルを出ると、外は滝の様な大雨だった。しかし何としても始発に乗るべく駅へ走り出したのだが、あっという間にでズブ濡れになった。掛川、豊橋、新安城、西尾と乗り継ぎ、バスで一色港まで着…

谷口吉郎と古くなった建築

とても暑い日だったが、解体前のホテルオークラを描いておこうと思った。1962年に完成した本館はジャパニーズ・モダンの真髄と言われ、世界中から尊敬された名建築だった。 ヨーロッパのとある街を旅していると…

建築はその場所に従う

カタルーニャの北部にカステルフォリット・デ・ラ・ロカと呼ばれる美しい集落があります。 中世イベリア半島がイスラム教徒に支配されていた頃、フランク人はピレネー山脈に沿って緩衝地帯(スペイン辺境領)を築き…

閑谷学校の輝き

山陽本線、備前吉永駅を降りると、どこからか美しい竹笛の音が聞こえた。旅情さらなり、といった感慨を覚えつつ、駅から南の山間部を30分ほど歩くと、カマボコ型に積まれた水成岩の塀が静かに迎えてくれました。 …

ル・コルビュジエのサヴォア邸

パリから西方30kmのポワシーという街に近代建築の巨人、ル・コルビュジエの代表作のひとつサヴォア邸(1931年竣工)が今でも建っている。幾何学的な角ばったデザインながらも所々で曲線が用いられ、優しい柔…